公益財団法人
神戸大学六甲台後援会
理事長 稲垣 滋
皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
今年は早くも梅雨明けとなりました。ニュースでも異例の早さで本格的な夏の到来と報じられています。また、例年以上の猛暑となること、残暑も厳しいという長期予報が出ています。皆様のご健康、災害、さらに農作物等への影響が出ないことを祈っております。
さて、当財団は神戸大学社会科学系部局である法学部(研究科)、経済学部(研究科)、経営学部(研究科)、国際協力研究科、経済経営研究所の5部局に対して学術交流の促進に対する助成、学術成果の公開に対する助成、教育の充実に対する助成、学術基盤の整備に対する助成などの事業を行っています。
また、社会科学系の学生の皆様に対しましては、寄附講義の開講支援、各種教育プログラムへの支援、海外派遣支援、六甲台就職情報センターの運営支援、そして社会科学特別奨励賞(凌霜賞)や六甲台賞などの授与(副賞を含めて)といった奨学支援を行っています。
社会科学特別奨励賞(凌霜賞)というのは、法学部、経済学部、経営学部の各学年において成績が最優秀であった学生に対して栄誉を称えるものです。六甲台賞というのは3学部の卒業生の中から、各学部における学業成績が最も優秀であった学生に対して栄誉を称えるもので、卒業式後の謝恩会において授与しています。今後のますますの活躍を願うところであります。
今年度は、新たに、将来、社会科学系分野の研究者を目指す優秀な学生を支援するため、本学の法学部、経済学部、経営学部からそれぞれの大学院へ進学(内部進学)した学生に対し奨学支援金を助成することとしました。
そのほか、社会科学系部局が実施する六甲台本館中庭ガーデン整備事業に助成することといたしました。これは、六甲台本館の中庭を整備し、社会科学系の学生、大学院生が自由に勉学や歓談を行うことができるガーデンスペースを整備するものです。
こうした助成事業は、卒業生の皆様等からの心のこもった御芳志、ご寄附により実施いたしております。
皆様には、日頃よりご寄附をお寄せいただき、御礼申し上げます。
引き続き、当財団の活動状況につきましてご理解をいただき、今後とも一層のご支援ご協力を賜わりますよう重ねてお願い申し上げます。
(令和7年7月吉日)